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トドック電力が清水町ZEROカーボン目標達成への取り組みに参画

 株式会社トドック電力(代表取締役:尾﨑 信介)は、清⽔町(町⻑:辻 康裕)、⼗勝清⽔町農業協同組合(代表理事組合⻑:今野 典幸)、⼗勝清⽔バイオマスエネルギー株式会社(代表取締役:泉谷 哲人)、王子・伊藤忠エネクス電力販売株式会社(代表取締役:生勝彦)およびフロー株式会社(代表取締役:須藤 貴宣)と協定書を締結し、清水町における「美蔓バイオガスプラント電力による地域資源活用プロジェクト」に参画いたします。

 本プロジェクトでは、清水町の基幹産業である酪農から生じる家畜ふん尿由来の美蔓バイオガスプラントの発電電力を町内の公共施設へ供給する新たな地域電力スキームを2026年 1 月より始動し、地域資源を活かしたゼロカーボンの実現を目指します。

 美蔓バイオガスプラントは、町内 9 ⼾の酪農家が創業した⼗勝清⽔バイオマスエネルギー株式会社が運用し、約 2,000 頭規模の家畜ふん尿を処理するメタン発酵バイオガスプラントです。2019 年の運転開始以来、高い稼働率で安定運転を継続しており、臭気等による地域の環境改善と適正なふん尿処理に貢献しています。
一方、清⽔町は令和 3 年に「ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、環境省の調査事業でプラントが発電する電力と公共施設の使用電力がほぼ同⽔準であることが明らかになりました。

 こうした背景から、清⽔町公共施設 (87 施設)で使用する電力を美蔓バイオガスプラントからの FIT 電力へ切り替えを行います。また、同プラントが発電した電力にその FIT 非化石証書を付与することで、再生可能エネルギーとして公共施設へ供給します。不足分についても再生可能エネルギー電力を活用し、安定的な電力供給体制を確保します。

 今回のプロジェクトは、地域の生産者・行政・電力事業者が連携し、公共施設の電力を脱炭素化することで、2030 年基準年度比 50%目標に迫る成果が期待できるとともに、バイオガスプラントを「ふん尿処理施設」だけでなく町の 「エネルギー施設」として位置付けることで、町⺠のプラントへの理解促進とゼロカーボン実現への機運醸成を図ります。さらに、本取組を通じて、道内外の酪農地域への普及につながることを期待しています。

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